2019.12.23 15:04映画 『IT』監督:トミー・リー・ウォーレス、脚本:トミー・リー・ウォーレス、ローレンス・D・コーエン、原作:スティーヴン・キング『IT -イット-』(1986年)、撮影:リチャード・レイターマン、音楽:リチャード・ベリス、主演:リチャード・トーマス、ティム・リイド、1990年、187分、アメリカ映画、原題:IT1990年のメイン州デリーで、女児を狙った殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイク(ティム・リイド)は、事件現場近くで、一枚の男の子の古い写真拾う。そして、最近相次ぐ子供の殺人事件について、マイク自らが子供時代に、仲間と、IT(あいつ)と呼んでいたピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間ビル(リチャード・トーマス)らに電話し、27...
2019.12.22 15:37映画 『かくも長き不在』監督:アンリ・コルピ、脚本:マルグリット・デュラス、ジェラール・ジャルロ、撮影:マルセル・ウェイス、編集:ジャクリーヌ・メピエル、ジャスミン・チェスニー、音楽:ジョルジュ・ドルリュー、主演:アリダ・ヴァリ、ジョルジュ・ウィルソン、1961年、98分、フランス映画、モノクロ、原題:Une aussi longue absence監督は、アラン・レネの『去年マリエンバートで』(1961年)で編集を担当していたアンリ・コルピ、音楽は、フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』(1962年)やオリヴァー・ストーンの『プラトーン』(1986年)で知られるジョルジュ・ドルリュー。主題歌「三つの小さな音符(Trois Petites Notes De Musiqu...
2019.12.22 06:17映画 『寒い国から帰ったスパイ』監督:マーティン・リット、脚本:ポール・デーン、ガイ・トロスパー、原作:ジョン・ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』、撮影:オズワルド・モリス、編集:アンソニー・ハーヴェイ、音楽:ソル・カプラン、主演:リチャード・バートン、クレア・ブルーム、オスカー・ウェルナー、1965年、112分、モノクロ、イギリス映画、原題:The Spy Who Came in from the Cold秘密情報部ベルリン代表部のリーマス(リチャード・バートン)は、東ベルリンの検問所で、リーメックの帰りを待っていた。リーメックは、東ベルリンに浸透していたイギリス秘密情報部の協力者であったが、自転車で検問を普通に通過したところで、東ドイツ側に射殺されてしまう。目前でこれを見たリ...
2019.12.21 10:28映画 『サスペリア』監督:ダリオ・アルジェント、脚本:ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ、撮影:ルチアーノ・トヴォリ、編集:フランコ・フラティチェリ、音楽:ゴブリン、ダリオ・アルジェント、主演:ジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット、ウド・キア、1977年、99分、イタリア映画、英語、原題:Suspiria(ラテン語「息切れ」)ダリア・ニコロディは、ダリオ・アルジェントの妻。スージー・バニヨン(ジェシカ・ハーパー)は、ニューヨークからドイツにあるバレエの名門校に入学するために、空港に着いたばかりである。現地は猛烈な嵐のさなかで、ようやくタクシーを拾い、学校へと向かう。激しい雷雨の中、到着したバレエ学院は巨大な赤い建物であった。タクシーからスージーが荷...
2019.12.18 14:38映画 『男たちの大和/YAMATO』監督・脚本:佐藤純彌、原作:辺見じゅん『決定版 男たちの大和』、製作:角川春樹、撮影:阪本善尚、編集:米田武朗、音楽:久石譲、主演:仲代達矢、鈴木京香、松山ケンイチ、蒼井優、2005年、145分、東映。2005年4月6日、ある女性(鈴木京香)が、枕崎の漁業協同組合に来て、北緯30度43分・東経128度04分の位置まで、船を出してほしい、と言う。組合長に軽くあしらわれるが、それを脇で聞いていた神尾克己(仲代達矢)は、翌日たまたまその女性と遭い、その訳を聞く。神尾は、船で15時間かかり波も荒れるが、本当にそこまで行きたいのか、と女性に尋ねるが、むしろ神尾も、心の内では、その場所に行きたいと思っており、女性の願いを受け入れ、自らの漁船「明日香丸」で、神尾を手...
2019.12.17 06:38映画 『イカリエ-XB1』監督:インドゥジヒ・ポラーク、脚本:インドゥジヒ・ポラーク、パヴェル・ユラーチェク、原作:スタニスワフ・レム『マゼラン星雲』、撮影:ヤン・カリシュ、音楽:ズデニェク・リシュカ、衣装:エステル・クルンバホバー、主演:ズデニェク・シュチェパーネク、オットー・ラツコヴィチ、1963年(昭和38年)、88分、モノクロ、チェコスロバキア映画、チェコ語、原題:Ikarie XB-1共産主義下のチェコで製作されたSF映画。2016年に4K修復され、同年の第69回カンヌ国際映画祭のカンヌ・クラシックスで上映され、日本でも、昨年5月に公開された。キューブリックの『2001年 宇宙の旅』(1968年、昭和43年)その他、これ以降のSF映画に、大きな影響を与えたとされている...
2019.12.15 10:29映画 『フィツカラルド』監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク、製作:ヴェルナー・ヘルツォーク、ルッキ・シュティペティック、撮影:トーマス・マウホ、編集:ベアテ・マインカ=ジェリングハウス、音楽:ポポル・ヴー、主演:クラウス・キンスキー、1982年、157分、西ドイツ映画、ドイツ語、原題:Fitzcarraldo『アギーレ/神の怒り』(1972年)で、ヘルツォークが初めてクラウス・キンスキーを起用して以来、二度目の顔合わせとなる作品。カンヌ国際映画祭で、監督賞を受賞している。 撮影・編集・音楽は、『アギーレ/神の怒り』と同一のスタッフ。19世紀末、ブラジルの北部マナウスで、世界的オペラ歌手エンリコ・カルーソーが出演するオペラが開かれていた。フィツカラルド(クラウス・キンスキー)...
2019.12.11 10:30映画 『アギーレ/神の怒り』監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク、撮影:トーマス・マウホ、編集:ベアーテ・マインカ=イェリングハウス、音楽:ポポル・ヴー、録音:ヘルベルト・ブラッシュ、主演:クラウス・キンスキー、1972年、93分、西ドイツ映画、原題:Aguirre, der Zorn Gottes1560年、スペインの探検隊が、伝説の都市エル・ドラドを発見しようと、アンデスの険しい山道を歩いていた。途中、これ以上の前進は困難とする分遣隊長ペドロ(ルイ・ゲーハ)に対し、副隊長であるアギーレ(クラウス・キンスキー)は反対し、ペドロを撃つ。アギーレの執念を知った他の者たちは、アギーレに付き従い、冒険を続ける。・・・・・・『フィツカラルド』(1982年)と比べると、時間も短く、やや見劣...
2019.12.08 10:11映画 『波止場』監督:エリア・カザン、脚本:バッド・シュールバーグ、撮影:ボリス・カウフマン、編集:ジーン・ミルフォード、音楽:レナード・バーンスタイン、主演:マーロン・ブランド、エヴァ・マリー・セイント、リー・J・コッブ、1954年、108分、モノクロ、原題:On the Waterfrontマーロン・ブランド、30歳、エヴァ・マリー・セイントは29歳で、映画初出演となる作品。マーロン・ブランドの演技が、高く評価された映画としても有名だ。ニューヨークのある港湾での荷揚げには、多数の港湾労働者が雇われていたが、正規の組合はなく、実質的に、ギャングまがいのジョニー(リー・J・コッブ)が、暴力と脅しで牛耳っていた。元ボクサーのテリー(マーロン・ブランド)もその一員として、...