監督:ピエール・モレル、原作:リュック・ベンソン、脚本:アディ・ハサック、撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ、編集:フレデリック・トラヴァル、音楽:デヴィッド・バックリー、主演:ジョン・トラヴォルタ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、カシア・スムトゥニアク、2010年、95分、フランス映画、原題:From Paris with Love
うん、あっという間の95分、very good!
リース(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、駐仏アメリカ大使館のスタッフであると同時に、小さな諜報活動もしていた。
フィアンセのキャロリン(カシア・スムトゥニアク)から記念の指輪を送られた晩、命令で空港に出向き、麻薬撲滅の使命でやってきたワックス(ジョン・トラヴォルタ)を迎え入れる。
これを機に、リースとワックスは、パリで、麻薬密売の黒幕に向け捜査を開始する。
しかしそこには、意外な展開が待っていた。・・・・・・
同じ監督の『96時間』(2008年)なみに、テンポよく、アクションもキレがいい。緩急を心得たストーリー展開もよく、一気に観られる。
ワックスと出会う前のリースは、スーツにネクタイ、メガネといういでたちで上品な大使館スタッフであるが、ワックスと一緒に活躍するうち、だんだんラフなスタイルとなりケガもし、からだごとぶつかるキャラクターに変身していく。
トラヴォルタはスキンヘッドと大柄な体躯を活かした活躍ぶりで、やはりこの人、顔つきが善人なので、激しいアクションがあっても、いいほうの役回りでのアクションにマッチしている。
ワックスとリースが会うまでは、カメラもおとなしく、ゆっくり動く。こういう動きは好きだ。その後に出てくるアクションシーンの踏み台になっている。
ストーリーにもうひとひねりあってもよかった。シンプルに映画を楽しむなら、やはりこうした映画だと思う。ただ、できればスクリーンで観たかった。
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